ワインにはさまざまな味わいの要素があります。
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の3つがそうです。
ここでは以上の3つをそれぞれ見ていきましょう。
またワインは単独の味で出来ているわけではなく、
それぞれの要素が、複雑に組み合わさって出来ているものです。
これらのバランスによって、本来重厚なワインが軽やかに感じられたり、
その反対にとても軽やかなワインなのに、しっかりしたワインに感じられます。
これらの組み合わせの妙が、ワインが人をひきつける大きな魅力となっているのです。
ワインの色は、単純に色だけでなく、清澄度(澄み具合)、濃淡、そして色相(どんな色か)という要素があります。
清澄度は、ワインが澄んでいるほど、健康なワインで、濁りがあると劣化が考えられます。
ワインの色の濃淡は、おおよそワインの味わいの濃さに比例します。
色合いが濃いワインほど、味も濃いと考えられるでしょう。
色相については以下の表に記します。
下に行くほど、熟成の色合いを示しています。
白ワインの色 | 赤ワインの色 | ロゼワインの色 |
緑がかった黄色 フレッシュなタイプを示します |
紫〜紫がかった赤 若くてフルーティ |
桜〜サーモンピンク 若くてフルーティ |
淡い黄色 タイプによって違います。 |
ルビー色 2〜5年の熟成を示す |
オレンジ色 飲み頃。ふくよか |
麦わら色 タイプによって違います |
赤〜深紅 飲み頃。ふくよかな味わい |
たまねぎ色 成熟しすぎ |
黄色 タイプによって違います |
赤茶〜レンガ色 かなり熟成している |
褐色 劣化 |
黄金色 タイプによって違いますが ふくよかなタイプが多いでしょう |
黄褐色 熟成しすぎ、もしくは劣化 |
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茶色がかった黄金色 だいぶ熟成しているワインです |
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褐色 熟成している。 甘口の場合は飲みごろを示すこともある。 |
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ワインの粘度
ワインの脚や涙と呼ばれる部分で、粘度を見ることが出来ます。
粘度が高いほど、ワインの成分が高いことが言えます。
ワインには本当に沢山の香りが隠れています。
最初は何のことだか分からなくても、香りを意識して飲むことで、
分からなかった香りも、だんだんかぎ分けることが出来るようになってきます。
ここではちょっと専門的ではありますが
そう言った香りの表現の言葉をご紹介いたします。
また、ごく一部の香りを除いて、不快な香りは劣化を示すことも覚えておくと良いでしょう。
白ワインの香り | 赤ワインの香り | ロゼワインの香り |
レモン グレープフルーツ 青リンゴ ライチ 洋ナシ 白桃 杏 パイナップル マンゴー ミント セルフィーユ タイム ゆり カモミール 菩提樹 アカシア オレンジの花 トースト キャラメル ナッツ バター 石灰 きのこ 干草 ドライフルーツ 磯の香り |
山スグリ ラズベリー チェリー カシス ストロベリー くわの実 ブラックベリー ブルーベリー ピーマン すみれ ノバラ グリーンペッパー ブラックペッパー 丁子 甘草 ユーカリ 松脂 インク ヴァニラ シナモン カカオ 紅茶 たばこ 腐葉土 動物 ドライフルーツ |
山スグリ さくらんぼ 野イチゴ 杏 すみれ オレンジの花 レモングラス ピンクペッパー 花椒 ドライフルーツ ママレードジャム |
また、香りが高く、より複雑で、より濃いものほど、高級ワインとされます
ワインの味も、色や香りと同じく、多くの要素から成り立っています。
そのためワインを味わうときには、少量を口に含んで、口全体で味わうようにすることで
そのワインのトータルの味をとらえることが出来ます。
また、あまりお行儀のよくないワイン通のやる行為の一つに
ワインを口に含んで、くちゅくちゅやるのを良く見ますがこれも、同じ理由です。
ワインを口の中で空気に触れさせることによって
細かなワインの味わいや香りを味わおうとしているのです。
ただし、あくまでもお行儀の良くない行為ですので、
ティスティングなどの特別な場所でない限りは、真似をしないようにしましょう(笑)
また、もしやっているのを見かけたならば、
「あぁ、ワイン通と見られたいのだな」と暖かく微笑んであげてください。
A.ワインの味の違い
ワインの味は以下の4つに分けられます。
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B.ワインの味わいの表現
以下の表現があります。
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