【2007.3.19 お酒と器 4 ソムリエナイフ】
ワインをいまいち親しみにくいものにしているのに、コルク栓&ワインオープナーの組み合わせというものがあると思う。 とは言え、一方でそのコルク栓&ワインオープナーの存在が、ワインに「軽々しいものではないぞ」という雰囲気を与えることによって、ワイン自体が「ちょっといいもの」という位置から転がり落ちないという面もあるようで、この辺り、痛し痒し、というところだろうか。 実際に、コルク栓を開ける生活に慣れてしまうと、スクリューキャップのワインだったりすると、ささやかな楽しみを奪われてしまったような気がするわけで、その裏には「ワインをあける」ということのマニアックな楽しみがあるような気がしないでもない。 というわけで、私はワインオープナー、特にソムリエナイフもあれこれ持っていたりするのである。 ソムリエナイフといえば、ラギオールが有名だが、こちらは持っていない。私にとってはリーデルのグラスと同じく「いつかきっと」のアイテムである。 では、何を使っているのかといえば。 現在最も使用頻度の高いものは、フェリシモで買った名前入りのイタリアのソムリエナイフである。来た時にはメーカーの名前が書いてある箱に入っていたのだが、それは紛失してしまった。 これは、酒販時代にソムリエナイフケース(革製)を作ってもらっており、それに入れて常に手の届くところにある感じである。 それ以外は、旅行ではヴィクトリノックスのバーテンダーナイフ(とは言え、9.11以来飛行機には持ち込めなくなってしまった)、アメリカ周遊のときに使ったベリンジャーのダブルレバーなどの利用率が高い。 ワイナリーのロゴ入りや、ちょっと変わったデザインのものも少なからず持っているが、結局定番的なシンプルなデザインのものを一番長く愛用している気がする。 シャトーラギオールも近い。多分。
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