【2007.3.16 お酒と器 3 ワイングラス】
ワインの勉強をしようと決めて、その過程で知ったのが「国際規格のワインティスティンググラス」であった。 こういった規格が他のお酒にあるのかどうかは知らないが(というよりは、聞いたことがない)、ワインにはしっかりとあって、資格試験の実技などもこのグラスで行われているのである。 その一方で、ワインには種類に合ったグラスを使いましょう、ということも本には書いてあり、じゃあこの「国際規格」とはなんぞや、と言う話になると、結局のところ「グラスによってワインは味が変わるので、とりあえず無難でスタンダードなグラスでティスティングをしましょう」ということなのだと思う。 実のところ、このティスティンググラスはさほど高価でもなく、扱いも難しくなく、どんなワインでもそれなりには飲めるという意味で、とっつきやすいグラスではある。 知っている人は知っているリーデルのブルゴーニュグラスなんて言ったら、高い上に見るからに危なっかしくて、よほどブルゴーニュのワインを愛している方でないと、なかなか実際に買って使おうとは思わないのではないだろうか。もちろん、だからこそ「いつかきっと」という憧れのグラスたりえるのだと思うけれど。 (知らない方に説明すると、横幅と丸みのある金魚鉢タイプのグラスで、容量は700ccもある大型のものである) さて、そんな私のもっぱらのグラスといえば、普段はティスティンググラスかアルコクロック。それからちょっといいワインを飲むときはボジョレーヌーヴォーに付いてきたジョルジュデュブッフのグラスを使うことが多い。 アルコクロックはカジュアルだがデザインが可愛らしく、とにかく丈夫で、何にでもとりあえず使えるところが気に入っている。 赤ワインはティステインググラスかJDのグラス。特にJDのグラスは景品とは思えないクオリティで、愛用の一つである。
Essay Topへ