【2007.1.26 アメリカ周遊の旅 10】
アメリカ最後のワイナリーは、ナイアガラの町だった。滝のあるナイアガラフォールズではなく、そこから車で20分ほどのオンザレイクという町へ行くツアーの中に組み込まれている。道程的にも、ワイナリーはその中間にあった。 イニスキリンというアイスワインのワイナリーで、簡単なツアー(参加し損ねた)と試飲という、ごくごく普通のワイナリーツアーである。ただ、ここでガイドさんがワイナリーと言わず「工場」と言うのだけがやけに気になった。 また、ここでもロゴ入りのワインオープナーを買おうと思ってあれこれ見たのだが、それまでに見たことのない形状のオープナーを見つけ、結局複数個買って帰った。オープナーにそこまで興味を示したのが珍しかったのか、あるいはそこでやって見せるのは普通なのか、それはわからないけれど、販売員の女性スタッフが、そのオープナーで実演をしてくれたのが印象に残った。 アイスワインはそれまで殆ど飲んだことがなく(試飲で国産のものを少し飲んだことがある程度だった)あー、こんなものか、と言う感じ。また、それまで白ばかりだったので、赤のアイスワインは初めてだった(そしてそれは今のところ、最後の経験でもある) 白の方がおいしいかな、と思って、そこでは先程のオープナーと、それからミニチュアボトルを買って帰った。ワインのミニチュアボトルというのは、アイスワインならでは、なのではないかと思う。 今でも部屋の中にそれは置いてあるのだが、先日その中の一つをあけたら(紙箱に入っていたので中は見えなかった)琥珀色になっていた。ちいさいボトルの方が、劣化しやすいというのは、アイスワインでも同じということかと思う。
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